ブラジル大使館を訪問

皆さん tudo bem?
ブラジルCIRのマルセロです。

先日、東京郊外で研修の機会があり、他都道府県に派遣されているブラジル人CIRと一緒に在日本ブラジル大使館を訪問しました。
研修終わりの訪問だったため大使館のパウロ書記官には夜7時から8時半ごろまで対応いただきました。

富山県は愛知県などに比べるとブラジル人住民の人口は少なく、あまり大きな案件は私のところまで来ないので、ブラジル人コミュニティの情報、大使館の取組や他のブラジル人CIRの仕事の話は参考になります。

日本には日本語を話せない外国人労働者も多く、案内資料を読めなかったり、学校や行政の手続きの期限を逃したりする親も多いです。
ただし、大人より子供たちへのサポートが優先だといつも感じます。
ポルトガル語も日本語も十分に話せない子どもたちや、ブラジルと違う言語や文化を理解できないために自閉症と誤診される子供たちなど、他都道府県に派遣されているCIR仲間の話を聞いていると課題は多いです。

富山県も多文化共生政策を進めている中で、他県の情報も活用していければと思っています。


在日ブラジル大使館書記官(中央)と
ブラジル人CIRたち

 

2018CIR中間研修

2018年CIR中間研修 開会式(初日) (写真提供:CLAIR)

11月26日(月)~28日(水)の3日間に、東京ベイ幕張ホールにて毎年恒例の一般財団法人自治体国際化協会(通称CLAIR、クレア)主催「CIR中間研修」が開催されました。

日本全国の様々な自治体に派遣されている37ヶ国472名のCIRのほとんどが一堂に集まり、業務の質向上のための研修を受けます。

研修はいくつかの分科会で構成されていて、担当国や自治体によってCIRの業務内容は異なるため、複数ある中から受講したいものを選べます。 例えば
・翻訳・通訳関連: 各言語別の指導
・多文化共生関連: 国や自治体の多文化共生政策、事業の紹介など
・役所業務関連: 行政の予算と企画について、公文書の管理など
・その他のスキルアップ関連: 日本独特のマナーや、パワーポイント講座など
・精神サポートの講演: 文化の違いや業務内容におけるストレスや不安のコントロール

各分野のプロによる指導の他にも、現役CIRや元CIRによる経験談やアドバイスの発表や、共通の問題を抱えているCIR同士のディスカッションの場もあります。

また、各任用団体のJETプログラム担当者も大勢参加し、CIRと共に分科会に参加したり、他の自治体のCIRや担当者との意見交換も行います。

2018年CIR中間研修(二日目) パワーポイント・デザイン分科会
講師: 富山県庁CIR兪セビョル
(写真提供:CLAIR)

今年は富山県から韓国CIRセビョルが、パワーポイントとデザインについての講座を実施しました。

 

CIR中間研修の日程終了後はキャリアセミナーが開催され、CIR任用終了後の日本での就職希望者向けの講演と、企業数社を招いての懇談会も開催されました。

CIR中間研修は様々なテーマの講演だけではなく、日本中に散らばっている同郷のCIRや、様々な国や自治体の方と話ができる機会なので勉強になります。

 

第28回たかおか国際交流フェスタ

こんにちは/Hello/Bonjour/你好!
高岡市国際交流員のウェイジア(ジョーイ)・ジュウです。

11月18日(日)に2018たかおか国際交流フェスタが高岡市ふれあい福祉センターで開催され、私はスタッフと出演者として参加しました。 市民の方々と富山県の外国人住民とともに、たくさんの方が協力してくれたおかげで、フェスタは盛況のうちに終わりました。

今年のたかおか国際交流フェスタでは、五つのコーナーが設けられました。
まずは飲食コーナーについて紹介させていただきます。 世界の料理がいつも通りに大人気で、今年はロシアのブリニー(ロシアクレープ)、ブラジルのコシーニヤ(ブラジル風コロッケ)、パキスタンのカレーと中国の水餃子、四か国の特色料理が提供されましたが、たくさん用意してもあっという間に完売されました。 私は水餃子しか食べることができませんでしたが、美味しくてたまりませんでした。 それに、とてもよかったのは、近くの飲食室でゆっくりと食事ができることでした。 フェスタに来てくれた5人の高岡市ALT(JETプログラム外国語指導助手)は自己紹介をしたり、英語で交流したりして、楽しく皆さんとお話ができました。

私が手伝っていたのは中国茶のお茶のコーナーでした。 中国雲南省出身の林さんが、雲南省の有名なプーアル茶(普洱茶)を餅茶の形で持参くださり、お湯の温度によって色が変わるような貴重な茶具で中国茶の飲み方を皆さんに教えていました。 お茶をいただく前に香りをかぎ取ることがポイントでした。 それ以外、英国紅茶、ブラジルのマテ茶と日本の抹茶も提供されていて、私は林さんと一緒に和室での抹茶体験に参加しました。美しい紅葉の飾りと茶碗を観ながら、カナダの秋を思い出しました。

それから、体験コーナーでは、手巻き寿司、民族衣装、キッズコーナー、HENNATattoo、輪投げと富山県立伏木高等学校のゲームコーナーが設置されました。各アクティビティが盛り上がっていて、特に民族衣装コーナーで嬉しそうに写真を撮っている方が多かったです。姉妹都市・友好都市を含める世界の町、高岡市国際交流協会や各国際活動団体の紹介は展示コーナーで行われました。

今年のステージも素晴らしいパフォーマンスで盛り上がっていました。 今年は初めてアメリカ出身の影絵師をお招きして、特別講演と影絵ショーが発表されました。 午後1時過ぎ、世界各地からの音楽、歌とダンスなどが次々に披露され、特にジェットプログラム参加者の中で南砺市の国際交流員のケイト・エラーホーストさんがヴィオラ、高岡市のALTのクリス・ブラウンさんが三味線を演奏しました。私は長い間クラシック音楽の教育を受けて、ピアノでショパンとベートーベンの曲を弾きましたが、ドラえもんの歌に魅了され、オーディエンスの拍手とともに楽しく演奏しました。 ジェット参加者にとっては、自分の国の文化を伝えることや日本文化について習うことができて、素晴らしい国際交流を果たしたのではないかと思います。
皆様、来年の高岡国際交流フェスタもよろしくお願いいたします。機会があればぜひお越しくださいませ!

 

ステージショー

中国琵琶の演奏

ケイトさん(南砺市CIR)のヴィオラ演奏

アメリカ・ジョージア州出身の影絵師の特別講演と影絵ショー

 

 

世界茶コーナー

小矢部のメルギューくんもこっそりとお茶を味わう

 

中国茶の講師とともに抹茶体験

 

みなさんがステージで踊っている様子

 

スタッフ・ボランティア・出演者の集合写真 (高岡市の「利長くん」と小矢部市の「メルギューくん」と一緒に)

 

展示コーナー
富山県立伏木高等学校ゲームコーナー

ALT中間研修

11月14日(水)と15日(木)に富山県の外国語指導助手(通称ALT)の研修会「Teaching Skills Development Seminar 2018」が、富山市内の富山県総合教育センターで行われました。

この研修はALTの教育指導能力の向上と、仕事と生活の情報交換を目的としています。
全てのプログラムが英語ですが、日本人英語教師も参加し、講義を受けたり他の学校のALTや教師と交流したりできる場でもあります。

今年も2名のCIR(国際交流員)、非英語圏ですが韓国CIRとロシアCIRが講師として協力しました。

韓国のCIR兪セビョルは、専門のパワーポイントとデザインについて解説し、講演などのプレゼンテーションだけではなく、教室の教材としての応用方法も紹介しました。

ロシアのCIRシャーホフ・スタニスラフは、ロシア語の講座を開きました。
目的は普段自分(ALT)たちの生徒が受けている異国の言語での講座を、実際に生徒の立場になり体験し、今後の指導方法のヒントとして役立たせることです。

国際交流フェスティバル2018 in Toyama

11月11日(日)に富山駅構内と近くのCiCビルで「国際交流フェスティバル2018 in Toyama」が開催され、県の国際交流員も何名か参加しました。
各自の出身国の紹介ブースの対応の他にも、ロシアのCIRスタスはスピーチコンテストの司会を務めたり、フランスのCIRマチユは英会話とフランス語会話の体験ブースを担当したり、インドのCIRラメーシュはステージでインドのダンスを披露したりしました。
ちなみに、ステージの司会を務めたのは元ブラジルのCIR(2007-2011年度)のエヴェルソン先輩です。

 

また、ALT(外国語指導助手)や、県が受け入れている県費留学生、海外技術研修員たちもブースで自国を紹介し手伝ってくれました。