オレゴン訪問団 

 皆さん、こんにちは。アメリカの国際交流員のアリスです。

 CIRの活動の中で既に思い出に残るエピソードがたくさんありますが、CIRになってからの1年間で一番印象的な経験をシェアしたいと思います。

 今年7月31日から8月7日まで、友好提携30周年を祝うために富山県知事に同行し友好提携訪問団として姉妹州である米国のオレゴン州くを訪れ、訪問団の英語通訳者を務めました。人生初めての出張で何ヶ月間の努力の固まりだったため、大変有意義な機会でした。知事、議員、経済同友会のメンバー、そして県職員を含めて人数が50名近くでしたが、現地の通訳者さんと協力し、様々なイベントで国際交流の場を作ることができました。

 州知事への表敬、起業家や政治家との面会、交流会の司会など色々担当したのですが、一番印象的だったエピソードは知事などのグループのためのガイド通訳でした。視察先は世界で一番大きなスポーツウェア会社、ナイキ(Nike)の世界本部だったのです! キャンパス内を1時間回り、その間ずっとガイドさんの言葉を和訳していて、とても勉強になり、その上、非常に楽しめました。今までのCIRとしての経験を生かし、その場でグループのために日本語・英語で対応できて、一生忘れられない経験になりました。まさかCIRとしての1年目がこうなると思いませんでしたが、これからも日米関係を更に深めるために一生懸命頑張りたいと思います!

JETプログラム通訳・翻訳講座

皆さん、こんにちは。ベトナム語国際交流員(CIR)のチャムです。

毎年、自治体国際化協会(CLAIR)主催のJETプログラム通訳・翻訳講座が行われます。通訳・翻訳はCIRに求められている業務ですから、これは現役のCIR向けの通訳・翻訳に関するスキル向上の講座です。とは言っても、残念ながら、英語・中国語・韓国語という三つの言語しか開講されていないため、少数招致国から来たCIRが参加したくても、この三つの言語から選ばねばなりません。

通訳を準備している様子

他の選択肢はないのですが、せっかく専門の教師から通訳・翻訳をめぐる技法やアドバイスをいただけそうなので、どうしても自分の逐次通訳の能力を向上させたい私は、一応日本語<=>英語通訳・翻訳講座を申し込んでみました。申し込み結果の通知をまだ待っていますが、参加させていただければ、精いっぱい頑張っていきます。

富山県警察通訳人研修会

110番の日(1月10日)に向けた広報活動に続き、富山県警より警察通訳人研修会に講師として出席する依頼がありました。ポルトガル語、韓国語、ベトナム語、英語、ウルドゥー語の5言語で実施され、以下のように2日に分けて開催されました。

〇開講式およびポルトガル語、韓国語、ベトナム語についての研修:2月5日(金)
〇英語、ウルドゥー語についての研修:2月12日(金)
※各国語研修はおよそ1時間程度で実施されました。

当日、110番を受ける警察官役、通報者役、通訳人役が決まり、3つの想定場面についてのロールプレイが行われました。終了後、国際交流員の私たちは不自然な言葉遣いを直したり、通訳に関するアドバイスをしたり、コメントしたりしました。短い時間でしたが、少しでもお役に立てれば幸いです。