日米協会交流会に参加しました!

 皆さん、こんにちは。中国上海からの国際交流員の夏 媛です。

 10月20日に、富山日米協会主催の交流会で富山県国際交流員とALTの皆さんと日米協会会員と一緒に日帰りバスツアーに参加しました。素敵な体験とともに、心も豊かに過ごせた一日でした!

 午前中、最初に訪れた富山県四季防災館では、地震体験や消火体験を通して、災害時の対応の重要性を学びました。特に、地震発生時の揺れの体験は想像以上にリアルで、びっくりしながらも具体的なイメージがつかめました。また、「サル親子」主演のビデオで防災の知識を学ぶこともでき、日常生活でも「備えあれば憂いなし」と強く感じました。日頃は災害についてあまり意識しないことが多いですが、今回の体験を通して、防災の大切さを再認識しました。

 その後、富山能楽堂で能を見学しました。正直、能は難しそうで今まであんまり興味はありませんでしたが、実際に見てみると能楽堂の独特な雰囲気がすごく心に響きました。普段あまり接する機会のない静かで荘厳な空間の中で、歴史と文化が息づいているのを感じ、心が穏やかになる素敵な体験でした!

富山能楽堂の舞台と能面

 次に、ますのすしミュージアムでは富山の名物、富山の名物である鱒寿司の歴史、製造過程及び全国駅弁のパッケージなどを見学しました。現場で見る職人さんが手際よく鱒を捌く姿が本当に素晴らしく、食べ物に込められた技と心の深さを実感しました。そして、お昼にはその美味しい鱒ずしをいただきました!富山のソウルフードを思いっきり堪能できて幸せでした。もちろん、味は言うまでもなく最高!富山の美味しい食文化に感謝です。

ますのすしミュージアム見学

 午後の体験では、富山ガラス工房でフォトフレーム作りに挑戦しました。自分でデザインする楽しさは格別で、カラフルなガラスを選びながらワクワクしました。手作りのものには特別な思い入れが生まれると同時に、頭を使いながらもリラックスできて最高です!

 最後に訪れたのは富山ファミリーパーク。自然豊かな園内では動物たちもいて、とても癒されました。皆さんとコミュニケーションをとりながらお散歩をして、のんびりとした時間を過ごしました!自然の中で深呼吸すると、心も体もリフレッシュされますよね。

 この一日を通して、防災の知識や富山の伝統、美味しい食べ物、そして自然とのふれあいなど、とても有意義な体験となりました。楽しいだけでなく、学びや新しい発見があり、これからの生活にも役立つ知識を得ることができました。国際交流員としてこういう体験を通じて、いろんな人たちにも富山の魅力を伝えていきたいと強く思いました。

令和6年富山日米協会交流会に参加するみなさん

 またこのような機会がありましたら、ぜひ参加したいです。

ブラジル・サンパウロ市で南北富山県サミットを開催

 みなさん、Tudo bem com vocês? (お元気ですか)

 ブラジル国際交流員のアリーネです。

 今年の10月5日(土)にブラジル・サンパウロ市で南北富山県サミットを開催しました。このイベントは、来年の富山県人会世界大会のプレイベントであり、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、南カリフォルニアの富山県人会の代表者及びボリビアとパラグアイの県人が参加し、これからの県人会やネットワークについてディスカッションし、参加者同士の仲を深めました。開催後に、「普段時間を作って話し合うことができていなかったので、とても有意義な時間になった」「他の県人会の方々と知り合えてよかった」「このような機会を設けていただきありがとうございました」と県人会の方々から感謝の気持ちをたくさんいただきました。

サミット - 各県人会の紹介
サミット - グループワーク 
富山展

 10月6日には、富山県人会の代表者と富山県人会世界大会について、ディスカッションし、様々な意見を伺いました。そして10月7日には、サンパウロ州政府を訪問し、富山県・サンパウロ州の友好提携協定等について話し合いました。
 ブラジルでサミットを開催するにあたり、いろいろと大変でしたが、ブラジル富山県人会とサンパウロ大学の皆様のご協力があったからこそ、イベントを成功できたかと思います。このイベントにご協力いただいた皆様、参加された皆様に感謝しています。本当にありがとうございました。CIRとして、とてもよい経験になりました。

オランダからの姉妹都市訪問団

 富山の皆さん、お久しぶり!国際交流員のルーカスです。

 今回は9月に行った大仕事、姉妹都市オランダ王国スドウェスト・フリースラン市をお迎えした話を皆さんにシェアしたいです。

 ご存知のとおり、ほぼ半世紀前の1970年に黒部市とスドウェスト・フリースラン市(旧スネーク市)が1970年に姉妹都市提携を結びました。そのきっかけは、黒部市に拠点を置くYKK株式会社がヨーロッパで最初の工場の進出先がスドウェスト・フリースラン市ということで、YKKが建てられた基盤に姉妹都市関係を確立したとも言えますね。しかし、両市との繋がりは昭和時代に生まれたばかりの事ではなく、それ以上歴史深い縁があります。日本とオランダは昔から水と共存し水道技術を推進した共通点があり、明治政府は治水に関して優れた土木技師をオランダから多く招聘しました。その中に黒部川の愛本新用水の調査行ったローウェンホルスト・ムルデル氏は、実は現在スドウェスト・フリースラント地域の方でした。

 今回の来市訪問の間、歓迎式典終が終わってから2日ほど当市の様々な視察先や観光名所を巡りました。セレネ美術館、歴史民俗資料館、松桜閣等という文化的な場所の他にも、水道技術と地理を中心した黒部川電気記念館、浄化センターと宇奈月ダム内の見学、そして黒部峡谷のトロッコ電車、黒部牧場まきばの風、道の駅KOKO黒部と魚の駅生地という人気のある観光スポットまで巡りました。どれも気に入って下さったようですが、彼らにとって一番良かったのは清明中学校での交流だったようです。やはり日本の学校はオランダと異なるものであり、直接校内を歩いて回ったり、生徒と話たり、日本の学校の雰囲気を感じられるのがすごく面白かったと言われました。特に自分にとって印象に残ったのは、中学校の視察を終え、次の視察先に向かおうとしたところで、たまたま運動会の応援団の練習を見かけて訪問団の皆さんが飛び入りで練習に参加し、予定外の自然な交流が生まれたことはまさに圧巻でした。

  私の仕事の中で一番忙しい時期はこの1週間でした。朝から夕方まで訪問団と同行している中、各視察の案内と一般対応を通訳し、夕食会では、主に通訳を中心していたため、食べる余裕がほとんどなかったです。しかし、訪問団の皆さんが親切で面白い方々だったおかげで、忙しい中でも一緒に過ごした時間が楽しかったです。そして、スドウェスト・フリースラン市と黒部市について大変勉強になりました。今後の姉妹都市訪問を楽しみにしています!