こんにちは。入善町国際交流員のユージンです。今年も、姉妹都市であるアメリカ・フォレストグローブ市へ派遣される中学生使節団を対象に、英会話研修を実施しました。
入善中学校と入善西中学校から選ばれた生徒たちは、入善町を代表してフォレストグローブ市に約1週間滞在します。現地でより積極的に交流できるよう、出発に向けて計2回の研修を行いました。
今回も、入善町のALT2名に協力いただきました。ネイティブスピーカーと直接会話できる機会を生かし、教室で学んだ英語を実際のコミュニケーションの中で使うことを大切にしました。
また、今回は研修前にアンケートを実施し、生徒たちが現地で頑張りたいことや英語で難しいと感じていることを確認しました。その回答をもとに、研修内容や資料、進め方を前回から調整しました。
入国審査の英語に挑戦
最初に取り組んだのは、入国審査で使われる英語の聞き取りと受け答えです。
初めて家族と離れ、言葉も文化も異なる海外へ向かうことに、不安を感じる生徒もいると思います。特に、アメリカの入国審査では、慣れない表現や速い英語で質問されることもあります。
そこで研修では、実際の入国審査を想定し、渡航の目的や滞在期間、滞在先などについて答える練習を行いました。また、聞き取れなかったときに、もう一度言ってもらったり、ゆっくり話してもらったりするための表現も確認しました。
実際の英語やネイティブスピーカーの発音に少しでも慣れることで、当日は落ち着いて、自信を持って入国審査に臨んでもらいたいと思います。


自分のことを伝える自己紹介
次に、ホストファミリーや現地の中学生との交流の第一歩となる自己紹介を練習しました。
まず、自分の好きなものや興味のあることを三つのキーワードで表し、それぞれについて「いつ・どこで・誰と・なぜ」などの情報を加えながら、短い文章へと発展させました。
1回目の研修では、英語で詳しく話すことに少し難しさを感じている様子も見られました。しかし、2回目には以前よりも余裕を持って話せるようになり、少しずつ自信がついてきたことが伝わってきました。

会話を続けるためのリスニング
2回目の研修では、日常会話、特にリスニングに重点を置いてきました。
事前アンケートでは、多くの生徒が使節団に参加した理由として「英語力を高めたい」と回答していました。また、現地で頑張りたいこととして「英語で会話を続けたい」という声も多く寄せられました。
そこで、ホストファミリーとの会話を想定したシミュレーションを行いました。相手の自己紹介や質問を聞きながら大切な情報をメモし、その内容をもとに質問を考え、さらに会話を続けていく練習です。
私自身も英語を第二言語として学んできました。その経験から、言葉の壁を越えて交流するために大切なのは、完璧な英語を話すことだけではなく、「相手の話を理解しようとする姿勢」だと考えています。
聞き取れなかったときには聞き返し、分かったことには反応し、さらに質問してみる。このような「アクティブリスニング(積極的に聞く姿勢)」が、相手への関心や尊重を伝え、会話を深めることにつながります。今回の研修でも、その大切さを生徒たちに伝えました。


出発までに「エクストラレッスン」も
今年は、出発までにさらに2回の「エクストラレッスン」を行う予定です。
通常の研修とは少し趣向を変え、日常会話やアメリカのボードゲームなど、現地でホストファミリーと一緒に楽しめそうな活動を取り入れます。リラックスした雰囲気の中で英語に触れ、少しでも英語の音や会話に慣れてもらいたいと思います。
家族と離れて異国へ向かい、自分の目で新しい世界を見ようとする生徒たちの勇気と積極性は、とても素晴らしいものです。異文化交流では、語学力だけでなく、相手を理解しようとする気持ち、互いを尊重する姿勢、そして自分から一歩を踏み出す力が求められます。
今回の研修を通して、私自身も、生徒たちの意欲や柔軟な姿勢から多くのことを学びました。今回の経験を自信につなげ、フォレストグローブ市でたくさんの人と交流し、実りある時間を過ごしてくれることを願っています。
