「G7富山・金沢教育大臣会合」が富山で開催されました

皆さん、こんにちは。アメリカの国際交流員のアリスです。

ご存知の通り、今年の5月にG7広島サミットが7年ぶりに日本で開催され、その約1週間前に「G7富山・金沢教育大臣会合」が開催されました。私は参加国の一つであるアメリカのCIRとして様々なG7関連事業に携わりました。

4月末には富山県PTA連合会主催の「G7子どもフォーラム」に講師として参加しました。カナダ出身で高岡市のCIRのジョーイさんとイギリス出身のジョン先生と一緒に小学校5・6年生と「G7クイズ」を楽しみ、母国での生活についての話をしました。一番印象に残ったのはPTAの皆さんが考えた「G7ランチ」でした。生徒と教師全員でG7各国の食事を載せた皿からどの食べ物がどこの国のものかを当てる企画です。生徒たちがハンバーガーはアメリカで、ますずしは日本だとすぐわかりましたが、フランス料理とイタリア料理を区別することはなかなか困難でした!最後に子供たちから、「これからもっと海外のことを知りたくなった」と言われた時は、とても嬉しかったです。

G7ランチはパンケーキとメープルシロップ(カナダ)、海の幸のトマト煮(イタリア)、牛肉のブレゼ(フランス)、ますずし(日本)、ハンバーガー(アメリカ)、ソーセージ(ドイツ)、フィッシュアンドチップス(イギリス)がありました。

メインイベントの富山・金沢教育大臣会合では、英語関連の事前準備のサポートに加え、高志の国文学館でのエクスカーション(視察)と地元主催夕食会で通訳を行いました。エクスカーションでは百人一首競技かるたの実演が行われ、かるたの内容を自分の言葉で説明しました。夕食会では、G7の国からの教育大臣会合の関係者と日本人が交流するテーブルで通訳を務め、富山のおいしいものや名所を紹介しました。

競技かるた実演と大臣の様子。

大イベントに主催者側として参加でき、とても光栄でした。開催に協力してくれた皆さん、お疲れ様でした!

マルコスの海外出張紀行!

皆さん、こんにちは!

黒部市国際交流員のマルコスです。今回は昨年度に参加した2つの海外出張について書きたいと思います。

まず、2022年の8月に黒部の姉妹都市であるオランダのスドウェスト・フリースラン市に行ってきました。この派遣は初めての渡欧での初めての通訳の仕事だったのでとても緊張しました。それに、仕事に就いて1ヶ月も経ってないというところでした。でも実際にやってみて、とても楽しかったです。特に日蘭の長い関係について振り返ることと快晴の下の綺麗なオランダの街並みを歩くことです。まあ、こうやってアメリカ人の僕が日本とオランダの架け橋になった点も今でも面白いなぁと思っています。

そして、2023年の3月に黒部の姉妹都市であるアメリカのジョージア州のメーコン・ビブ群にも行ってきました。この時点でもう何回か大きな通訳の仕事をしたから緊張はそんなにしてなかったです。それに、行き先は母国のアメリカで、「派遣」というより「帰国」という感じでした。ただ、アメリカが広すぎてこの訪問を通して生まれて初めて南東部アメリカにたどり着きました。北西部アメリカに育った僕にとっては関わったこのない南東部アメリカの文化について学ぶのが興味深かったです。特に「ソウルフード」を味わうことです。

僕が黒部市の国際交流の推進の力になれて、すごく光栄に思っています。

「なんと異文化交流フェスティバル2023」6月4日 開催!!

こんにちは! 南砺市国際交流員 グラントからのお知らせです!

6月4日(日)に、南砺市で「なんと異文化交流フェスティバル2023」が開催されます!

音楽の発表や、ものづくりワークショップ、料理教室、フード販売など世界の文化をはじめ、獅子舞や習字体験など日本の文化も含めた盛りだくさんのプログラムを予定しています。スタンプラリーや「なんとABCかるた大会」もあります!

また、ロシアCIRのタチアナさん、インドCIRのシリさんのご協力をいただき、ものづくりワークショップのコーナーではスラヴ民族のお守り人形「モタンカ」を作るワークショップと、インドのマンダラを描くワークショップをやります!

外国の文化に触れてみたい方、楽しみたい方はぜひお越しください!

オレゴン州政府訪問団が富山に来県しました!

 皆さん、こんにちは。アメリカの国際交流員のアリスです。

 昨年は友好提携30周年を記念に、富山県と姉妹州であるアメリカ合衆国オレゴン州の友好提携30周年を記念し、様々な活動を通じて交流を深めながら、両県州が派遣訪問団事業を行いました。今夏の富山県訪問団について以前書きましたが、今回はオレゴン州政府訪問団を紹介します。

 オレゴン州、ケイト・ブラウン知事を団長として、州政府から約20人、そしてオレゴン州立大学と現地企業の関係者を含めた訪問団は10月中旬にアジア訪問に出発し、ソウルや東京に滞在してから富山県で2泊過ごしました。ブラウン知事と参加者のほとんどにとって初来県でしたが、オレゴンとの共通点が多いと再確認していらっしゃいました。

 初日の富山市岩瀬の観光の後、私とインドCIRのシリさんが国際課のスタッフと一緒に高岡市の観光及び民間企業の視察に随行し、オレゴン州の今後の発展に参加できる場所だけでなく、両知事表敬にも活躍しました。その後、富山・オレゴン友好提携記念交流会の司会を務めて、英語スピーチの通訳にも挑戦しました。ビジネスオレゴン局長や駐米国領事館代表の方の通訳をする機会を与えられて、大変嬉しかったです。これからも色んな通訳に挑戦したいです!

 最終日にオレゴン訪問団が富山県職員を含めた女性リーダーシップイベント「富山・オレゴン姉妹州締結30周年記念式典 -サステナビリティ、ダイバーシティ&インクルージョンの新時代へ」を開催しました。言うまでもなく、ブラウン知事以外にもビジネスオレゴンや農務局などの州政府で役職に付いている女性が多く訪問団に参加していて、今後の訪問団、そして県の行政にとってインスピレーションになればと思います。女性が行政で活躍するためのバリアや課題についての話し合い、ネットワーク作りもできて有意義な機会でした。実は、イベントの途中に文化と学術交流の大切さについて語っているブラウン知事が日本語を勉強してきたJET参加者に触れて、私の名前まで出ました!非常に光栄です。私まで「Honorary Oregonian」(名誉オレゴン人)になれたのでしょうか?

 今回受け入れ側として多忙でしたが、オレゴンの方に富山の魅力を知ってもらえて、今後の交流に大きな貢献ができだと思います。たくさんのオレゴンの方を今後も受け入れたいです!

「えいごであそぼ」

こんにちは。南砺市国際交流員 グラント・ロイドです。

2022年8月から12月にかけて南砺市内の幼稚園・保育園・こども園で簡単な英語を紹介する「えいごであそぼ」の講師をしました。今年の秋は15の園で計23回にわたり、約310名の園児が参加してくれました。

「えいごであそぼ」では色や動物など身近なテーマに関する4つの単語を紹介したあと、新しく学んだ英語を使ってゲームをします。今回のゲームは「色鬼」と「だるまさんがころんだ」でした。

「えいごであそぼ」は、ネイティブの発音やイントネーションに触れてもらうだけでなく、英語を「楽しむ」という学び方を知ってもらったり、外国の人に接したりする機会を作るために毎年企画しています。授業に参加したあと、園児たちが学んだ英語を積極的に使っていると聞くこともあり、やりがいを感じます。来年の春にも実施する予定ですが、引き続き頑張りたいと思います。

 

 

新湊漁港で英語ライブ配信を行いました!

皆さん、こんにちは。アメリカ出身の国際交流員のアリスです。

ご存知かもしれませんが、今月11日より入国制限が緩和し、海外からの個人観光客がまた来日し始まりました。富山にもっと興味を持ってもらうために県庁の観光振興室の依頼で14日に富山の新湊漁港を英語で紹介する「Fun From Home」というライブ配信を行いました。初めてのライブ配信だったので、ドキドキでいっぱいでした。

配信は富山湾のベニズワイガニを中心に、主に新湊漁港の昼セリとカニ小屋を取材しました。賑やかなセリの間にベニズワイガニの紹介をするのはなかなか難しかったですが、世界中の方に見ていただいて本当に感謝しています。そして、一番よかったのはカニ小屋でゆでたてのベニズワイガニを味見することでした。とても熱かったので、スタッフの方に食べ方を教えてもらいました。何の味付けもされてないカニのしょっぱさとジューシーさに驚きました。配信後にもカニみそを含めて残り全部食べきりました!

個人的に富山の魅力を体験しながら、英語圏の方向けのPRを仕事をしたいとずっと着任してから思っていたので、こういう機会を与えてくれたことに感謝します。これからも観光客が増えていくことに備えて、アメイジング富山をもっとたくさんの方に知られたらと思っています!

詳細はTravels in Toyama Japanのページをご覧ください: https://www.facebook.com/TravelsinToyamaJapan

大学コンソーシアム グローバルチャレンジ入門講座

 皆さん、こんにちは!

 2022年9月29日、富山県立大学で実施されたグローバルチャレンジ入門講座で国際課CIR4名(へミン、アリス、タチアナ、シリ)がゲストスピーカーとして呼ばれました。講座は「グローバル就職・留学にチャレンジしたい学生への支援策を考える」というテーマで行われ、私たちは海外留学や就職に関心がある生徒たちと交流しました。

 講座の第1部では海外留学・就職の経験談や魅力を生徒たちに共有しました。アリスは日本留学時の経験談、へミンは海外暮らしの長短所、タチアナは日本就職のエピソード、シリは今の進路を選ぶことになった理由を中心にそれぞれ話しました。私たちの話はグラフィックレコーディングという技法で記録され、きれいな絵になりました!

アリスとへミンの話
タチアナとシリの話

講座に参加した生徒、ファシリテーターの皆さんと

 第2部の講座では生徒たちのグループワークに参加しました。今までの経験を基にこれから海外留学や就職を考えている生徒たちの疑問に答えたり、助言をしたりしました。生徒たちと話していると、なんだか留学や就職で悩んでいたころの自分を見ているようで微笑ましい気持ちになりました。生徒たちとの交流も楽しかったですが、私たちの間でも滅多に話したことのない、お互いのCIRになるまでの道のりの話を聞けて大変充実した時間でした。

 

アメリカ・ベトナム・インドから新しく4名の国際交流員が着任しました。

8月に富山県に新しく4名の国際交流員が着任しました。

県庁国際課に2名
・グエン ティ タオ(女性、ベトナム)
・バーガワトゥラ シリラリティヤ(女性、インド)

黒部市に1名
・マザ マルコス(男性、米国)

南砺市に1名
・ロイド グラント(男性、米国)

詳しくは当ブログのCIR紹介ページにて閲覧可能です。
ブログ:  メニュー「CIRについて」 → 「紹介文」
富山県国際課(外部ページ): www.pref.toyama.jp → くらし・健康・教育 」 → 「共生・ボランティア・国際・人権」 → 「国際交流」 → 「県国際交流員 (CIR)」 → 「県国際交流員の紹介

オレゴン訪問団 

 皆さん、こんにちは。アメリカの国際交流員のアリスです。

 CIRの活動の中で既に思い出に残るエピソードがたくさんありますが、CIRになってからの1年間で一番印象的な経験をシェアしたいと思います。

 今年7月31日から8月7日まで、友好提携30周年を祝うために富山県知事に同行し友好提携訪問団として姉妹州である米国のオレゴン州くを訪れ、訪問団の英語通訳者を務めました。人生初めての出張で何ヶ月間の努力の固まりだったため、大変有意義な機会でした。知事、議員、経済同友会のメンバー、そして県職員を含めて人数が50名近くでしたが、現地の通訳者さんと協力し、様々なイベントで国際交流の場を作ることができました。

 州知事への表敬、起業家や政治家との面会、交流会の司会など色々担当したのですが、一番印象的だったエピソードは知事などのグループのためのガイド通訳でした。視察先は世界で一番大きなスポーツウェア会社、ナイキ(Nike)の世界本部だったのです! キャンパス内を1時間回り、その間ずっとガイドさんの言葉を和訳していて、とても勉強になり、その上、非常に楽しめました。今までのCIRとしての経験を生かし、その場でグループのために日本語・英語で対応できて、一生忘れられない経験になりました。まさかCIRとしての1年目がこうなると思いませんでしたが、これからも日米関係を更に深めるために一生懸命頑張りたいと思います!

富山県職員向け外国語セミナー

富山県国際交流員は、2箇所において語学講座を実施しています。一つ目はとやま国際センター主催の一般県民向けの語学講座で、もう一つは国際課主催の県職員向けの語学講座です。

県職員向け語学講座は、前期と後期に分かれ、毎期10回程度で行なわれていましたが、今年は、少し変わります。まず、題名から分かるように、「県職員向け語学講座」から「県職員向け外国語セミナー」に変わりました。以前は語学のみを中心とした講座でしたが、現在は文化理解や語学習得を中心とした講座となっており、具体的な内容は各言語ごとに異なります。そして、開催回数についても、内容および講師の都合によって違います。

一方で、とやま国際センター主催の一般県民向けの語学講座は、年に30回行われています。各国の文化を理解しながら、語学力アップを目指している方は、ぜひご検討ください。

※とやま国際センター主催の語学講座について、詳細はこちら → 令和4年度 TIC語学講座 | Toyama CIR blog