ブラジル・サンパウロ市で南北富山県サミットを開催

 みなさん、Tudo bem com vocês? (お元気ですか)

 ブラジル国際交流員のアリーネです。

 今年の10月5日(土)にブラジル・サンパウロ市で南北富山県サミットを開催しました。このイベントは、来年の富山県人会世界大会のプレイベントであり、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、南カリフォルニアの富山県人会の代表者及びボリビアとパラグアイの県人が参加し、これからの県人会やネットワークについてディスカッションし、参加者同士の仲を深めました。開催後に、「普段時間を作って話し合うことができていなかったので、とても有意義な時間になった」「他の県人会の方々と知り合えてよかった」「このような機会を設けていただきありがとうございました」と県人会の方々から感謝の気持ちをたくさんいただきました。

サミット - 各県人会の紹介
サミット - グループワーク 
富山展

 10月6日には、富山県人会の代表者と富山県人会世界大会について、ディスカッションし、様々な意見を伺いました。そして10月7日には、サンパウロ州政府を訪問し、富山県・サンパウロ州の友好提携協定等について話し合いました。
 ブラジルでサミットを開催するにあたり、いろいろと大変でしたが、ブラジル富山県人会とサンパウロ大学の皆様のご協力があったからこそ、イベントを成功できたかと思います。このイベントにご協力いただいた皆様、参加された皆様に感謝しています。本当にありがとうございました。CIRとして、とてもよい経験になりました。

とやま国際塾参加者2024募集中!

皆さん、こんにちは。
年に一度のとやま国際塾が今年もやってきました!
富山県内の高校生の皆さん、富山で世界を感じてみませんか?

とやま国際塾は県内高校生を対象に、私たち国際交流員や海外研修員・留学生との交流、国際協力に関する講座、また、県内で活躍している外国人の講演などを行うイベントです。

私たち国際交流員は毎年参加しており、高校生の皆様と楽しくゲームをしながら交流しています。昨年はビンゴゲーム、反対信号ゲーム、ジェスチャーゲームなどを行いました。

「2023とやま国際塾より」

今年はコロナウイルス感染症の影響で来県できなかった留学生も加わり、昨年度よりもさらに多彩な雰囲気になりそうです。英語を使ったゲームや、昨年度も行った国際交流員の国々に関するクイズに挑戦してみるボードゲームなどを準備しています。また、JICA(JICA海外協力隊)OB/OGによる国際協力に関するワークショップや富山市岩瀬地区で民泊施設「SHIROKUMA INN」を経営されている、カナダ出身のケイレン・キースさんによる英語でのお話も予定されているので、ご興味のある皆様、是非ご参加ください!

「2023とやま国際塾より」

 詳細は以下の通りです。

【日  時】令和6年10月19日(土)10:00~16:00
【場  所】タワー111スカイギャラリー(インテックビル4階)
【参 加 費】 1,000円(昼食代として)
【申込締切】10月4日(金)(※定員になり次第、締切)
【申込方法】申込フォームよりお申込みください→ https://forms.gle/RLyhvgPcPy3Csman9
【お問合せ】(公財)とやま国際センター(担当:四十野(あいの))
       〒930-0856 富山市牛島新町5-5 インテックビル4階 
       TEL:076-444-2500  FAX:076-444-2600

お友達も誘って遊びに来てくださいね!
もちろん、一人参加も大歓迎ですので、気軽にお越しください~
皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

南米富山県人会ネットワーク構築会議

みなさん、Tudo bem com vocês? (お元気ですか)
ブラジル国際交流員のアリーネです。

今年の1月からJET世界まつり2024の開催に向けて、仕事が多忙になりました。2月18日に無事に開催することができましたが、問題も発生して、その対応で仕事が増え、さらに翻訳などの業務もあり2月は多忙な毎日でした。

2月には、初めてブラジル富山県人会、アルゼンチン富山県人会、ペルー富山県人会と富山県を含む「南米富山県人会ネットワーク構築会議」がありました。高齢化や若い会員の不足、3~4世代の日系人のルーツへの興味・関心の低下などの課題を抱えている南米富山県人会について話し合い、協力し合ってこれから組織の活性化や富山県のつながりの強化を目指して会議を行いました。

これから新規事業を始めようとしており、これを機に南米との交流が増えることを願っています。新しいことに挑戦することが好きなので、今までやったことがない仕事ができるのを楽しみにしています。

新しいバナキュラー建築への道

みなさま、tudo bem com vocês? (お元気ですか)
ブラジル国際交流員のアリーネです。

今年も、とやま国際センターが開催している多文化理解連続講座オンラインセミナーの質疑応答の通訳をしました。去年の上田タイスさんに続き、今年は姉の上田カレンさんの発表がありました。上田カレンさんも富山県で研修を受けたことがあり、現在、ブラジルで建築家として働いています。SDGsのことを考えながら、最新技術も取り入れて、その土地を最大限に生かした活用方法、生活の質の向上、お客様がプロジェクトに協力・参加すること、倫理観あふれる考え方の基でプロジェクトに取り組んでいると思いました。

今回は、翻訳業務には携わることはなかったのですが、通訳するために発表の内容を勉強しました。母国語であるポルトガル語でも聞いたことがない専門用語が多く、通訳はとても難しく感じましたが、このような機会があることで、新たなことへの挑戦と学びがあり、貴重な経験になっています。

10月8日(日)のオンラインセミナーの発表は、YouTubeで見ることができるので、SDGsや地域づくりに興味がある方には特におすすめです。全体的にとても興味深い内容だったので、皆さんぜひご覧ください。

第1部: https://www.youtube.com/watch?v=3GokHS1bYqw
第2部:https://www.youtube.com/watch?v=LhN9wXa1R60
第3部:https://www.youtube.com/watch?v=Le1HMP389XI
上田カレンさんの建築事務所のHP:www.gerabrasil.com.br

ブラジル富山県人若手リーダー招聘事業

みなさん、Tudo bem com vocês? (お元気ですか)
ブラジル国際交流員のアリーネです。

10月5日から10月24日までブラジル富山県人会から5名の研修員を富山県に迎えました。今年度の5月から毎月ZOOM会議を開催し、CIRとしてZOOM会議の進行や通訳、書類の翻訳、研修員への情報提供などを行い、来県してからも言語のサポートや滞在生活に必要な情報提供、研修先へ同行し通訳を行いました。

研修員は、ブラジル富山県人会の活性化のために、それぞれの専門分野の自主研修を受けてから、県内の観光地を訪れて様々な体験をし、南米協会や県内在住ブラジル人との交流でネットワークを広めました。

初めて多くの研修員を迎えたので、大変だったこともありましたが、とてもやりがいのある仕事でした。研修員の皆様もとても熱心に研修に取り組み、滞在の最後には、富山で学んだことを広め、ブラジル富山県人会の活性化のために取り組みたいと抱負が述べました。私は研修員の皆様が富山県とブラジルの架け橋になってくれることを願っています。

ブラジル富山県人会の研修員は、研修実施後の取り組み、富山県や県人会の活動等をブラジルでPRするために、SNSのアカウントを作り、毎週の火曜日に投稿しています。ぜひフォローをお願いします。

Instagram: @toyamabrasil

Facebook: ToyamaKenjinkaiBrasil

ブラジルCIRの活動ログ!

みなさん、Tudo bem com vocês? (お元気ですか)
ブラジル国際交流員のアリーネです。

来県してからずっと受けたかった「全国JET日本語教授法研修」を今年の5月末に受けることができました。書類審査に合格した全国のCIRとALTが集まり、グループディスカッションしたり、授業を受けたり、発表をしました。そこで得た知識を日本語教育に携わる研修員に共有し、少しでも研修に役に立てたらと思い資料も作成しました。

6月7日からとやま国際センターでポルトガル語講座が始まりました。ポルトガル語を教えたことがない私には、CIRの仕事の中で一番悩むことが多く、大変だと思う仕事ですが、受講者がポルトガル語やブラジルにとても興味を持っているので、やりがいがあり、楽しく授業をしています。

6月24日に、ブラジルからの県費留学生のペドロさんと元ブラジルCIRのマルセロさんとエヴェルソンさんと富山県南米協会・海外移住家族会の懇談会に参加し、挨拶をしました。挨拶するのは、いつも緊張しますが、去年と違って、1人ではなかったので、少し落ち着いて挨拶ができた気がしました。

そして、仕事のメインとなっているのは、ブラジルからの研修員受入事業に関する仕事です。7月に富山市上下水道局で研修する広瀬さんが来県し、8月には、野村小学校で研修するマテウスさんが来県、そして10月には5名の受け入れを予定しています。受入れのための様々な書類の準備や翻訳、研修員との連絡やミーティングをしています。

南米訪問団&出前講座

皆さん、お久しぶりです。
ブラジル国際交流員のアリーネです。

去年から、ブラジルへの訪問団や出前講座、学校間交流、ブラジル・サンパウロ州政府との会議やブラジル富山県人会、サンパウロ大学、第三アリアンサ富山村との会議でとても忙しい日々を過ごしていました。

ブラジルへの訪問団に同行することはできませんでしたが、2022年11月に無事に4人が訪問を終えました。コロナの影響で2年遅れて、富山県・サンパウロ州友好提携35周年記念、ブラジル富山県人会60周年記念、富山県・サンパウロ州友好提携記念奨学金制度25周年記念、第1回とやま祭り、第三アリアンサ富山村95周年記念をお祝いすることができました。

サンパウロ州とは覚書を締結することなり、ブラジル富山県人会とは総務省の連携促進事業、それに第三アリアンサ富山村やサンパウロ大学も関り、これから益々サンパウロ州と富山県の交流が拡大し、深まることを期待しています。

12月と1月は、例年と比べて、出前講座が多く、準備や移動するのがとても大変でした。

ブラジル・サンパウロ州と富山県の学校間交流は、12時間の時差のため、動画での交流とオンライン交流をしました。オンライン交流には合計で生徒3名と担任の先生と相手側の学校が参加しました。サンパウロ州の公立学校2校の計3クラスと富山県の公立学校2校の計5クラスで、オンライン交流を6回行いました。このような交流ができるまでは、とても大変でしたが、富山に来てから、ずっとやりたかったことだったので、実現できてとても嬉しかったです。

アートを通しての多文化理解

 皆さん、tudo bem com vocês? (お元気ですか)

 ブラジル国際交流員のアリーネです。

 今回は、少し仕事で関わり、大変興味深い内容で、勉強になった多文化理解連続講座のオンラインセミナー「私のビジュアルアートにおける日本文化の影響」について紹介したいと思います。

 普段は、ポルトガル語から日本語の翻訳はしていますが、アートに関するものは専門外であったため、大変日本語の勉強になりました。今回は、翻訳ではなく、日本語訳のチェックのお手伝いという形で関わったものですが、今までの仕事の中で一番難しいと感じた一方、内容が興味深く、作品やその内容に惹き寄せられてしまいました。

 7月24日(日)に開催されましたが、YouTubeにも動画がアップロードされ、皆さんにも、ぜひ見ていただきたいセミナーです。興味があれば、ぜひ下記にリンクから見てください。

PART1 – アーティストの様々な経験について

PART 2 – 日本文化を追求してアートに取り入れたことについて

アーティストのHP:www.thaisueda.com.br

富山県職員向け外国語セミナー

富山県国際交流員は、2箇所において語学講座を実施しています。一つ目はとやま国際センター主催の一般県民向けの語学講座で、もう一つは国際課主催の県職員向けの語学講座です。

県職員向け語学講座は、前期と後期に分かれ、毎期10回程度で行なわれていましたが、今年は、少し変わります。まず、題名から分かるように、「県職員向け語学講座」から「県職員向け外国語セミナー」に変わりました。以前は語学のみを中心とした講座でしたが、現在は文化理解や語学習得を中心とした講座となっており、具体的な内容は各言語ごとに異なります。そして、開催回数についても、内容および講師の都合によって違います。

一方で、とやま国際センター主催の一般県民向けの語学講座は、年に30回行われています。各国の文化を理解しながら、語学力アップを目指している方は、ぜひご検討ください。

※とやま国際センター主催の語学講座について、詳細はこちら → 令和4年度 TIC語学講座 | Toyama CIR blog

広田小学校での出前講座・ブラジル

皆さん、tudo bem com vocês? (お元気ですか。) ブラジル国際交流員のアリーネです。

今回は広田小学校での出前講座(9月30日)について紹介します。

広田小学校では日系ブラジル人について説明をしてから、ブラジルにいる日系ブラジル人の子供たちと広田小学校の2つのクラスとのリモート交流会をしました。

皆さんは、「日系人」はどのような人とのことを表しているのかご存じでしょうか。

一般的に日本人の血を受け継いでいるのですが、海外生まれで、日本以外の国籍を持っている方のことを表します。そして、日系人ではない方と結婚して、ハーフの子供が生まれたとしても、その子供は確かに日本人の先祖がいるので日系人となります。つまり、どんなに遠い家系間だとしても、日本国籍の方が先祖にいれば、その方は日系人となります。

ブラジルの子供たちと交流した後に、広田小学校の子供たちがブラジルの子供たち宛に手紙を書き、ブラジルの子供たちも広田小学校の子供たちに手紙を書きました。

当日、子供たちも私も緊張していましたが、ポルトガル語と日本語を使いながら、楽しく交流ができたと思います。ブラジルの子供たちも交流できてとても喜んでいました。「次回の交流も楽しみにしています」との声もありました。