ブラジル・サンパウロ市で南北富山県サミットを開催

 みなさん、Tudo bem com vocês? (お元気ですか)

 ブラジル国際交流員のアリーネです。

 今年の10月5日(土)にブラジル・サンパウロ市で南北富山県サミットを開催しました。このイベントは、来年の富山県人会世界大会のプレイベントであり、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、南カリフォルニアの富山県人会の代表者及びボリビアとパラグアイの県人が参加し、これからの県人会やネットワークについてディスカッションし、参加者同士の仲を深めました。開催後に、「普段時間を作って話し合うことができていなかったので、とても有意義な時間になった」「他の県人会の方々と知り合えてよかった」「このような機会を設けていただきありがとうございました」と県人会の方々から感謝の気持ちをたくさんいただきました。

サミット - 各県人会の紹介
サミット - グループワーク 
富山展

 10月6日には、富山県人会の代表者と富山県人会世界大会について、ディスカッションし、様々な意見を伺いました。そして10月7日には、サンパウロ州政府を訪問し、富山県・サンパウロ州の友好提携協定等について話し合いました。
 ブラジルでサミットを開催するにあたり、いろいろと大変でしたが、ブラジル富山県人会とサンパウロ大学の皆様のご協力があったからこそ、イベントを成功できたかと思います。このイベントにご協力いただいた皆様、参加された皆様に感謝しています。本当にありがとうございました。CIRとして、とてもよい経験になりました。

オランダからの姉妹都市訪問団

 富山の皆さん、お久しぶり!国際交流員のルーカスです。

 今回は9月に行った大仕事、姉妹都市オランダ王国スドウェスト・フリースラン市をお迎えした話を皆さんにシェアしたいです。

 ご存知のとおり、ほぼ半世紀前の1970年に黒部市とスドウェスト・フリースラン市(旧スネーク市)が1970年に姉妹都市提携を結びました。そのきっかけは、黒部市に拠点を置くYKK株式会社がヨーロッパで最初の工場の進出先がスドウェスト・フリースラン市ということで、YKKが建てられた基盤に姉妹都市関係を確立したとも言えますね。しかし、両市との繋がりは昭和時代に生まれたばかりの事ではなく、それ以上歴史深い縁があります。日本とオランダは昔から水と共存し水道技術を推進した共通点があり、明治政府は治水に関して優れた土木技師をオランダから多く招聘しました。その中に黒部川の愛本新用水の調査行ったローウェンホルスト・ムルデル氏は、実は現在スドウェスト・フリースラント地域の方でした。

 今回の来市訪問の間、歓迎式典終が終わってから2日ほど当市の様々な視察先や観光名所を巡りました。セレネ美術館、歴史民俗資料館、松桜閣等という文化的な場所の他にも、水道技術と地理を中心した黒部川電気記念館、浄化センターと宇奈月ダム内の見学、そして黒部峡谷のトロッコ電車、黒部牧場まきばの風、道の駅KOKO黒部と魚の駅生地という人気のある観光スポットまで巡りました。どれも気に入って下さったようですが、彼らにとって一番良かったのは清明中学校での交流だったようです。やはり日本の学校はオランダと異なるものであり、直接校内を歩いて回ったり、生徒と話たり、日本の学校の雰囲気を感じられるのがすごく面白かったと言われました。特に自分にとって印象に残ったのは、中学校の視察を終え、次の視察先に向かおうとしたところで、たまたま運動会の応援団の練習を見かけて訪問団の皆さんが飛び入りで練習に参加し、予定外の自然な交流が生まれたことはまさに圧巻でした。

  私の仕事の中で一番忙しい時期はこの1週間でした。朝から夕方まで訪問団と同行している中、各視察の案内と一般対応を通訳し、夕食会では、主に通訳を中心していたため、食べる余裕がほとんどなかったです。しかし、訪問団の皆さんが親切で面白い方々だったおかげで、忙しい中でも一緒に過ごした時間が楽しかったです。そして、スドウェスト・フリースラン市と黒部市について大変勉強になりました。今後の姉妹都市訪問を楽しみにしています!

 

 

とやま国際塾参加者2024募集中!

皆さん、こんにちは。
年に一度のとやま国際塾が今年もやってきました!
富山県内の高校生の皆さん、富山で世界を感じてみませんか?

とやま国際塾は県内高校生を対象に、私たち国際交流員や海外研修員・留学生との交流、国際協力に関する講座、また、県内で活躍している外国人の講演などを行うイベントです。

私たち国際交流員は毎年参加しており、高校生の皆様と楽しくゲームをしながら交流しています。昨年はビンゴゲーム、反対信号ゲーム、ジェスチャーゲームなどを行いました。

「2023とやま国際塾より」

今年はコロナウイルス感染症の影響で来県できなかった留学生も加わり、昨年度よりもさらに多彩な雰囲気になりそうです。英語を使ったゲームや、昨年度も行った国際交流員の国々に関するクイズに挑戦してみるボードゲームなどを準備しています。また、JICA(JICA海外協力隊)OB/OGによる国際協力に関するワークショップや富山市岩瀬地区で民泊施設「SHIROKUMA INN」を経営されている、カナダ出身のケイレン・キースさんによる英語でのお話も予定されているので、ご興味のある皆様、是非ご参加ください!

「2023とやま国際塾より」

 詳細は以下の通りです。

【日  時】令和6年10月19日(土)10:00~16:00
【場  所】タワー111スカイギャラリー(インテックビル4階)
【参 加 費】 1,000円(昼食代として)
【申込締切】10月4日(金)(※定員になり次第、締切)
【申込方法】申込フォームよりお申込みください→ https://forms.gle/RLyhvgPcPy3Csman9
【お問合せ】(公財)とやま国際センター(担当:四十野(あいの))
       〒930-0856 富山市牛島新町5-5 インテックビル4階 
       TEL:076-444-2500  FAX:076-444-2600

お友達も誘って遊びに来てくださいね!
もちろん、一人参加も大歓迎ですので、気軽にお越しください~
皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

黒部市での視察研修

みなさんお久しぶりですね!黒部市国際交流員のルーカスです! 

今回は6月5日に行った国際交流員の富山県内視察研修について話します。

「視察研修」とは、富山県の魅力と知識をさらに得るため、毎年県内の国際交流員が各市街町で1日の研修訪問を行うというものです。今年は黒部市ということで、地元の国際交流員の私が当日の日程係になりました。私は以前、それぞれの研修訪問に同行し手伝うこともありましたが、最初から内容も日程を決めることは初めてです。そこで、他の地方より新川地区は「田舎」という印象が特に強いからこそ、先輩の国際交流員に黒部市の魅力をたっぷり紹介したいと思いました。

5日の当日、あいの風黒部駅で集合してからくろべ牧場「牧場の風」に行きました。残念ながら研修の当日MOOガーデン館が整備中でしたが、市の景色を見ながら動物と触れ合い、スタッフさんから牛の育ち方などの説明をいただきました。それから地域観光センターを少し見学して、近くのカツ兵衛で昼食をとりました。

 午後、まずは生地での清水の街歩きツアーを行いました。地元のガイドさんから、井戸の説明だけではなく、街の歴史と地理についても案内していただき、皆さん大変勉強になりました。生地の後、YKKセンターパークの見学を通して、黒部市の大企業について学びました。

YKKセンターパークの見学

このようにして、出来るだけ黒部市独自の魅力を少しでも多く伝えようとしました。今回の1日で限られた時間の中でほんの僅かの観光スポットにしか行くことができませんでしたが、黒部市の観光スポットはまだまだたくさんあります。黒部・宇奈月の公式サイトに詳しく載せているので、お気に入れた読者達も以下のリンクでご覧下さい!https://www.kurobe-unazuki.jp/

南砺市で英語deクッキングを開催!

こんにちは! 南砺市国際交流員 グラントです。

南砺市友好交流協会では5月11日(土)に恒例イベント「英語deクッキング」を開催しました。

英語deクッキングでは、アメリカをはじめとした英語圏の料理を英語で説明しながら参加者に調理体験をしていただきます。

今回のメニューは「エンチラーダ」でした!

エンチラーダとは、肉や野菜などの具材にトルティーヤを巻きつけて、ソースとチーズをかけて焼く伝統的なメキシコ料理で、アメリカの人々にも親しまれています。

今回は、具材には鶏肉と玉ねぎ、ソースにはトマトを使い、日本でも作りやすいレシピを紹介しました。

トマトソースのとろみ具合、トルティーヤの焼き加減など、英語deクッキングの中でもお任せの部分が多く、柔軟なレシピでしたが、参加者の方々は笑顔を見せながら楽しく作られていました。

最後には完成したエンチラーダをみんなでゆっくりといただきました!

簡単に用意できる材料にすることと、本格的な味を実現することのバランスもあり、企画側にとってもいろいろと手ごたえのある回でした。参加者の皆さんにも楽しんでいただけたようで嬉しいです!

次回の英語deクッキングは11月ごろを予定しています。詳細は南砺市友好交流協会のSNS(link: https://www.facebook.com/profile.php?id=100064273376326)やHP(link: https://www.nanto-ykk.org/)でご案内しますのでチェックしてください!

3月2日、高岡市で「多言語カフェ」のホストを担当させていただきました!

皆さん、こんにちは!

インド国際交流員のシリと、韓国国際交流員のヘミンです。

3月2日に、高岡市職員のジョーイさん(元高岡市国際交流員)と一緒に、高岡市国際交流協会が開催された「多言語カフェ」という交流イベントでホストを担当させていただきました。三人で三つのテーブルを交代しながら、各回に違うテーマを取り上げて参加者と楽しく交流しました。

シリの感想 

私は母語のテルグ語の文字や挨拶を紹介してから、インドの料理、音楽や交通について参加者とディスカッションしました。たくさんの質問をいただき、参加者のインドへの関心に感動するばかりでした。料理の時間には北インドと南インド料理の違い、富山県内の美味しいインド料理屋など、音楽の時間にはインドの伝統音楽と楽器など、交通の時間にはインドの交通事情と一般的な交通手段などについてお話しました。普段の仕事で主に日本語と英語を使っていて、テルグ語やヒンディー語など、インドの地域の言語を使う機会があまりないので、多言語カフェで母語を紹介できてとても嬉しかったです。皆様からもインドと日本の共通点や違いについてお聞きすることができて、たくさん学びのある一日でした。ありがとうございました!

ヘミンの感想

 今回ご参加いただいた方々の中では韓国語を勉強された経験がある方や旅行したことがある方、韓国ドラマを通じて韓国に興味を持たれた方など、私の予想よりも韓国に詳しい方が多く、元々準備していたテーマの話から深い話まで様々なお話ができました。私自身も日本の皆さんが韓国のことをどう思っているのか、どういうところに興味を持たれるのか、色んなお話を聞くことができ、とても楽しかったです。時間が足りないなと感じるほどでした。ありがとうございました。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
また、機会がありましたら、どこかでお会いしましょう!

中国から新しく2名の国際交流員が着任しました。

4月に富山県に新しく2名の国際交流員が着任しました。

県庁国際課に2名
・夏 媛 (女性、中国上海市)
・宋 依陽 (女性、中国遼寧省)

詳しくは当ブログのCIR紹介ページにて閲覧可能です。ブログメニュー「CIRについて」から紹介文をアクセスできます。

詳しくは当ブログのCIR紹介ページにて閲覧可能です。
リンク:  メニュー「CIRについて」 → 「紹介文」

「JET世界まつり2024」ありがとうございました!

皆様、こんにちは!

JET世界まつり2024実行委員会です。実行委員会は、JETプログラム富山県国際交流員(CIR)12名で構成しています。このイベントを開催するため、毎月会議をして、県民の皆様が楽しめるよう力を合わせて、頑張っています。 

JET世界まつりは、今年で第29回目を迎え、2024年2月18日(日)、富山県民共生センターサンフォルテ(https://www.sunforte.or.jp/)で開催しました。 

今年は、富山で様々な国・地域の人々と交流し、世界の文化に触れて、一緒に楽しみながら未知の世界を知る機会を提供することを目指して、「Let’s go! ~未知の世界へ~」というテーマを選びました。 3年ぶりにキッズコーナーを再開し、例年恒例のミニ言語カフェ、English Chat、国際理解セミナー(JET Talks)、世界いろいろ体験コーナー、ステージパフォーマンス、国際ブース、写真コンテスト、アート&デザイン展示を準備しました。 

会場は多くの来場者で賑わい、来場者と出演者が一緒に楽しんでいる姿を見て、大変嬉しかったです。来年もJETプログラムの国際交流員(CIR)、外国語指導助手(ALT)、ボランティアの皆様と一緒に力を合わせて、よりよいイベントを開催できればよいと思っています。 

JET世界まつり2024の報告書は、下のダウンロードボタンを押すと、PDFファイルをダウンロードできます。  

ご協力していただいた皆様、ご来場いただいた皆様に改めて心より感謝申し上げます。 
今後ともよろしくお願いいたします。

JET世界まつり2024実行委員会 一同

高岡市在住高校生の引率で米姉妹都市訪問

皆さん、こんにちは!
高岡市国際交流員のプーン・プレストンです。

私は3月末に2週間のアメリカ出張から帰ってきました。出張先は、高岡市の姉妹都市であるインディアナ州のフォート・ウェーン市でした。3月11日から3月24日までの間、越前国際交流基金事業を通して、高岡市が高岡市在住の高校生5名と引率者2名を姉妹都市のフォート・ウェーンに派遣しました。私は高岡高校の英語教諭1名と一緒に引率者として渡米しました。姉妹都市との交流を促進すること、市民相互の理解を深めること及び、国際的視野を有する市民の育成を図ること等がこの事業の目的です。コロナの影響でこの事業は5年ぶりに開催されましたが、今年度は高岡とフォート・ウェーンの姉妹都市提携45周年記念の翌年であり、両市の姉妹都市関係にとって貴重な期間だと思います。

滞在中は生徒たちも引率者もそれぞれのホストファミリーと過ごしました。平日の午前中は皆が学校体験に参加してから地元のレストランで昼食を取り、午後はグループで行動し、様々な施設を見学したりしました。放課後と週末は授業がなかったため、ホストファミリーとの一緒に時間を過ごしました。

ホスト校であるサウスサイド高校での初日歓迎会

フォート・ウェーン市長トム・ヘンリ氏との市長表敬もありました。その大切な機会に生徒たちはヘンリ市長と英語で会話したり、質問を聞いたり、歓談したりするチャンスがあり、笑顔で有意義な交流ができたと思います。

出張中の主な業務内容といえば、引率は当然ですが、施設見学・市長表敬の際の通訳でした。また、この2週間の間に大きな問題が起こらず、派遣された7名は無事に帰国できました。この出張は仕事でしたが、フォート・ウェーンで作ってきた思い出や絆が私にとって一生忘れられないものです。

大学生と高岡の高校生たち

姉妹都市訪問

こんにちは!黒部国際交流員 ルーカスです。

2023年10月15日から10月19日にかけて、黒部でアメリカのジョージア州メーコン・ビブ郡からの生徒達を歓迎しました。

姉妹都市提携で結ばれているメーコン・ビブ郡との関係をより緊密にするため、毎年度両市が交互に姉妹都市交流研究事業として青年訪問団を派遣しています。2023年に来たメーコンの訪問団は高校生16名、そして引率者4名でした。半週の間、生徒達が黒部市のホストファミリーと一緒に滞在して、午前中に清明中学校または明峰中学校に通いました。午後に学校教育課の職員と私が生徒と同行し、黒部の観光地を見学しました(月曜日は生地とKOKO黒部、火曜日は宇奈月温泉、水曜日はYKKセンターパーク、市民交流センターあおーよと夕食会)。観光地との案内の他にも、正式行事で通訳をしました。到着した翌日の表敬訪問、そして随行者のための夕食会にも参加しました。

やはり国際交流員になってから初めての大行事、公式行事デビューと思った私はもちろん緊張しましたが、正式な役目を果たすために熱心に取り組みました。生地とYKKセンターパークの案内を上手く通訳するため、事前準備として現場の様子も直接見に行きました(恐らくそれは情報収集の機会だけでなく心の準備にもなりました)。歓迎会の際、黒部の市長と議長の間に座った私は大変重圧を感じましたが、雑談が続くと少しずつ盛り上がって、安心しました。

今年度も実施する予定ですので、引き続き頑張りたいと思います。